今年も残すところ、あとわずかとなってしまいました。大掃除のシーズンです。
ある調査によると、大掃除を毎年すると答えた主婦は56%でした。かつては年末になると、どこの家庭でも家族総出で大掃除をしたものですが、今は6割弱しか大掃除をしなくなっているのです。
しかも、主婦が1人でやっている家庭が多いようです。夫が手伝うのは5割、子どもが手伝うのは4割だけでした。いまの主婦の世代が子どもの頃は、ほとんどが大掃除を手伝った経験があるのですから、大きな変化です。持ち家が減ったことと関係があるのかもしれませんが、みなさんの家庭ではいかがでしょうか。
掃除をしながら、悟りを開いたお坊さんがいたと言われるように、日本では昔から掃除は、家の中や庭をきれいに掃き清めるだけでなく、心の汚れを落とし清めるもの、と考えられてきました。掃除のゆき届いた家を訪れると、その家に住む人たちの心のすがすがしさが伝わってきて、訪問する側の心も清らかになります。
ですから、家をきれいに掃除するのは、そこに住む家族のためだけでなく、訪れる人たちに対する思いやりの実践でもあるのです。こう考えると1年の終わりに家族みんなで行う大掃除は、家族一人ひとりの心の汚れも落として、新年を迎える一種の儀式とも言えるのではないでしょうか。
最近は家族みんなで力を合わせて何かをする場がなくなっています。そんな中で、大掃除は親と子が力を合わせて、仕事をする絶好の機会です。普段はあまり会話がはずまない親と子でも、ほうきやぞうきんを手にすると、きっと会話が弾むはずです。
家も心もピカピカに輝いて、新年を迎えるのはすてきなこと。年末です。家族みんなで大掃除しましょう。
第3日曜日は「家庭の日」
「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。
※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。